日本旅行業協会(JATA)は、アウトバウンド促進協議会(JOTC)オセアニア・大洋州部会の活動の一環として、SDG’sへの取り組みを通じたオーストラリアへの送客拡大を旅行会社と共同で推進する。この取り組みには、オーストラリア政府観光局が賛同し、クイーンズランド州政府観光局および西オーストラリア州政府観光局が協力する。
昨年3月5日の「サンゴの日」に実施した「サンゴ保全体験 SDG’sプログラム」をグレードアップし、期間・対象エリアを拡大するとともに、個人旅行者だけでなく、団体旅行も追加する。
参画旅行会社の共通の取り組みとして、サステナブルな活動を支援できる商品の造成・販売を実施。グレートバリアリーフ(ケアンズ) 、ブルーマウンテンズ(シドニー) 、ロットネスト島(パース) を日程に含む対象商品には、共通ロゴマークを掲載する。対象期間は2025年11月1日~2026年3月31日。
また、各社の送客に対して一定額を設定の上、サステナブルな取り組みをおこなっている団体・施設に寄付もおこなう。
団体施策については、2026年度以降に旅行を実施する団体を対象とし、企業・学校が社会貢献活動を活用した旅行先としてオーストラリアを選ぶ動機付けとなる支援を実施。植樹プログラムなどによるカーボンオフセットツアーの実現や、世界的なサステナブル認証機関に認証されている宿泊施設やサステナブルな取り組みを実施している観光施設などの情報の共有などを進める。



