新千歳空港、中国モバイル決済「WeChat Pay」全面導入で「旗艦空港」に、NTT東日本やテンセント社らと協業も

北海道の新千歳空港は、中国のモバイル決済アプリ「WeChat Pay」を中国人向け決済サービスとして全面的に導入、世界で初めて「旗艦空港」の称号を取得した。また、WeChatを運営する中国テンセントホールディングス、ネットスターズ社、NTT東日本とともに協業。訪日中国人観光客の利便性向上と北海道へのインバウンド需要の拡大に取り組む。2017年12月段階で、「WeChat Pay」を利用する中国人は約8億人となっており、拡大する中国人観光客への対応を強化する狙いだ。

具体的には、新千歳空港は旗艦空港として空港内店舗への「WeChat Pay」導入や運営を行い、各種プロモーション実施する。また、決済以外の部分でもコミュニケーションアプリとしての「WeChat」を活用したキャンペーンなどを計画するという。テンセント社は、こうした活動を支援。ネットスターズ社は、空港へのWeChat Payサービスの提供やWeChat Pay旗艦空港キャンペーンのサポートを行う。NTT東日本は、新千歳空港や北海道内でのWeChat Pay導入支援などを行う計画だ。

新千歳空港が「WeChat Pay」旗艦空港となったスタートキャンペーンでは、WeChat Payで50元(約850円)以上の決済をすると、ランダムで割引を実施。最高は888元(約15,000円)まで割引し、1人当たり3回の割引まで対象とするっもので2017年12月14日(木)~ 2018年 2月28日(水)まで展開する。

また、国際線ターミナルビル3階に体験エリアを設置し、WeChatのサービスやWeChat Payの海外進出を紹介。中国人に人気のあるポストカード印刷や、テンセント社の最新システムを体験できるエリアでプロモーションを展開する予定だ。

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