渋谷区観光協会、サステナブルな街づくりで新プロジェクトを立ち上げ、オーバーツーリズムやゴミ問題に対応

東京・渋谷区観光協会は、Conscious Travel City(コンシャス・トラベル・シティ)を目指し、「Sustainable Shibuya Project」を立ち上げた。通称は「サステナシブヤPJ」。コンシャス・トラベルとは、「コンシャス=意識的な」と「トラベル=旅・旅行」を組み合わせた言葉で、地球環境や地域社会などあらゆるサステナビリティを意識した新たな旅の形。

渋谷では、観光客が国内外からの観光客が回復を見せるなか、観光客による混雑やマナー違反など「オーバーツーリズム」の課題が顕在化している。観光事業の振興による「国際文化観光都市・渋谷」の実現を掲げる渋谷区観光協会は、「サステナシブヤPJ」を通じて、サステナブルな渋谷の滞在体験や取り組みを紹介することで、新たな観光のスタイルを提示していく。

第一弾として、ものづくり・環境保全活動・社会貢献活動の事業を展開するコアレックス社との協業で、「サステナシブヤPJ×コアレックスチャレンジ」を推進する。

具体的には、渋谷区が主催、後援する各種イベントへ出店し、家庭で出た紙パック(アルミ付き含む)をラブハチオリジナルトイレットペーパーに無料交換するほか、渋谷区内の観光案内所や渋谷区内で行われる各種イベントにおいて発生する紙ゴミ、雑誌、雑ゴミ、飲料用紙パックを定期的に回収しトイレットペーパーにリサイクルする。

また、渋谷区の小学校・中学校を対象としたコアレックス信栄工場見学ツアーやコアレックス体験イベントを開催。渋谷区を訪れる国内外の観光客を対象に、渋谷を観光しながらゴミ拾いを行いトイレットペーパーに交換する「渋谷ゴミ拾いツアー」やリサイクルの仕組みを知ることが出来る体験イベントを渋谷区内で開催する。

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