幸福感の得点が増加する旅プログラム登場、添乗員らと「旅の思い出」「行ってみたい旅」の対話で心理的効果

JTBは、対話型旅行プログラム「こことり」の販売を開始した。「こことり」はJTBの店頭営業経験者や添乗員など旅のプロフェッショナルとの旅をテーマにした対話を通じて、心の活力を取り戻すプログラム。2024年に実証実験を実施し、旅がもたらす心理的効果を「旅のチカラ」として数値化することに成功。新たな心のサポートサービスとして提供する。

プログラムを監修した早稲田大学人間科学学術院の鈴木伸一教授は、約71名を対象とした実証結果について、「大きな変化ではないものの、参加者の『主観的幸福感』の得点が増加し、これまでの生活を肯定的にとらえることができるようになることが示された」と評価。今後、販売するプログラムは、「楽しかった旅の想い出を振り返る」「いつか行ってみたい旅をイメージする」の2セッションを1回50分、1週間に1度の頻度でおこない、今後の過ごし方のアドバイスを伝えるフィードバックをおこなう。

JTBがプログラムを提供し、企業、自治体、医療機関や介護施設などとのパートナーとともに、心の元気をとり戻す支援のひとつとして提供する。スタッフはファシリテーショントレーニングを受けており、JTB海外添乗員や元JTBロイヤルロード銀座支配人、JTBツーリズムビジネスカレッジ専門学校講師などが「こことり旅ガイド」として担当する。

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