東武グループ、浅草や日光など10ホテルでオンライン診療サービスを試験導入、インバウンド対応で

東武鉄道と東武ホテルマネジメント、金谷ホテルは、2025年10月27日から、訪日外国人宿泊者向けのオンライン多言語診療サービス「とらほす」を東武グループのホテル10施設で試験導入する。訪日外国人医療のメディ・エンジン社と協業するもの。

メディ・エンジンが提供する外国人診療専門プラットフォーム「とらほす(Travelers Hospital)」を通じ、多言語による24時間対応可能なオンライン診療と薬剤処方、ホテルまでの薬剤配送サービスを導入して実証をおこなう。地域医療に負担をかけずに外国人宿泊者へ迅速な医療サービスを提供するとともに、ホテルスタッフの業務負担軽減を目指す。同社が推進するオープンイノベーションを活用したスタートアップとの事業共創プログラム「TOBU Open Innovation Program」の一環として展開する。

近年、訪日客が急増する一方で、多言語対応の医療機関が少なく、日本語で医療機関を受診することが困難な宿泊客から体調不良の相談があった場合、適切な機関の紹介が難しくなっていることが背景にある。

導入するのは、浅草東武ホテル、渋谷東武ホテル、日光金谷ホテルなど。チェックイン時や体調不良の申告時に「とらほす」の概要と問い合わせ先QRコードを記載した資料をわたし、診療申し込み、受診、決済などは宿泊客自身がおこなう。診療後に状況に合わせて「とらほす」から薬の処方・配送、対面の診療などを案内する。

発表資料より

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