米エクスペディア、個人宅レンタル大手「ホームアウェイ」を買収、グループ全体で売上553億ドルの世界最大手に【図解】

オンライン旅行予約サービス(OTA)事業を行う米エクスペディアは、2015年11月4日(現地時間)、個人宅のレンタルサービスを行うホームアウェイ(Homeaway)社を約39億米ドルで買収することを発表した。これにより、ホームアウェイのサービスブランドはエクスペディア傘下に置かれることになる。

エクスペディアは2015年に入ってから、セーバー傘下だったOTA「トラベロシティ」や競合OTA大手オービッツ・ワールドワイドを相次いで買収。ほかにも、エクスペディア・ファミリーとして運営するサービスブランドは「エクスペディア(Expedia.com)」を中心に、「ホテルズ・ドットコム(Hotels.com)」、「トリバゴ(trivago)」「ホットワイヤー(Hotwire.com)」など多岐にわたる。

国際市場調査大手の「ユーロモニター」社は今回の買収について ”Airbnb(エアビーアンドビー)”に対抗することを意識した経営戦略であると分析。その理由として、ホームアウェイが中国版Airbnbとよばれる「Tujia(途家)」に出資を行っていることが、今後エクスペディアの大きな強みとなることを挙げる。

同時に、ホームアウェイの買収は、競合といわれてきたプライスライン社を超える「一手」にもなるという。買収の結果、2014年のエクスペディアグループの総売上高は504億ドルから553億ドルに拡大し、僅差で並んでいたプライスライン社の総売上高(503億ドル)と大差をつけてトップにランクされることになる。

以下は、2014年版・世界の主なホテルや個人宅レンタルサービスの売り上げ比較(ユーロモニター社発表)。

ユーロモニターインターナショナル提供

このデータは旅行代理店(オンライン/実店舗)を通じた実績とホテルによる直販実績を対象にしたもので、1位は(オレンジ色のバー)がエクスペディアとホームアウェイの売上総額(553億ドル)、2位がプライスライングループ(503億ドル)、3位がカールソン・ワゴンリー・トラベル(322億ドル)となる。

また、個人宅レンタルサービスでは、「Airbnb」よりも「ホームアウェイ」の売上額が多いことも示されている。

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